浅草から東武線に揺られること約1時間、東京から50km程に、桜と菜の花の権現堂堤がある埼玉県幸手市はあります。江戸時代は日光街道の宿場町として栄えたこの町も、今は人口約5万人、市としては埼玉県で最も人口が少ないそうです。
権現堂堤で春を愛でた後、少し幸手市内を散策してみました。
小さな神社と桜。何でもない風景には違いありませんが、どこか郷愁的。
水路の向こう側を電車が駆け抜けて行きました。こんな風景を見るのも久しぶり。
こんな長閑な田園風景が広がる幸手ですが、至るところでアニメキャラクターの絵を目にしました。絵柄を見るにいわゆるアキバ系の一部男性から熱烈に支持されているのではないかと想像されますが・・・、「らき☆すた」???って流行っているのでしょうか。幸手市役所内に強い影響力のある方で、猛烈にこのアニメのファンがいるに違いありません。地元住民の反応が気になるところです。
ところで、この幸手で入った鰻屋がなかなかの良店でした。明治初めに創業という老舗「義語家」。ふっくらと蒸し焼きされた鰻が2切れ乗った鰻重並は、少し甘めの味付けのタレが美味しかったです。お客さんには常連さんが多いようで、地元でもきちんと評価されている店という印象。値段もお吸い物、お新香、デザートのフルーツまでついて1,470円とかなりリーズナブルでした。ただあえて言えば、注文してから料理が出てくるまで、かなり時間が掛かりました。丁寧な仕事の裏返しかもしれませんが、空腹時には忍耐が求められます。
義語家 (うなぎ / 幸手駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
埼玉県幸手市中1-8-16
東武日光線幸手駅徒歩6分
こんなのんびり散策も、たまには悪くありません。